2023年02月19日

からっか風のいわれ

 <からっ風のいわれ> 2023.02.19.

 ちょっと温かくなって、「もうすぐはーるですねー」なんて歌っていたら、週明けは、又寒くなるんだそうだ。
 浜松の冬と言えば、からっ風だ。

 東京に一人で住んでいた父が、倒れて入院。
 これを機会に浜松へ引き取ったのは、10年以上前の話。
 「浜松はあったかいと言ったのに、お前に騙された。」と、死ぬまで言っていた。
 からっ風が吹いて、夜は雨戸がガタガタいうのを聞いて、ひどい所へ来たと思ったらしい。
 
 からっ風と言えば、東京生まれの私には、上州のからっ風なので、遠州のからっ風と聞いて、おかしいなと思った。
 調べてみると、幕末の浜松藩主井上正春が、前任地だった上州立林から、機織り技術を導入した時が、そもそもの始まり。

 上州人の機織り職人が定住し、遠州のからっ風と言い出したのが、始まりだから、決して間違いでは流行ったのではない。
 その後、浜松一帯が、東海地方の繊維産業の中心となった。
 さらに、上州と同じく、自動車産業の発展につながるのだ。

 下仁田の風穴が、蚕の卵の保存に適していたことも、プラスになり、益々遠州と上州のつながりが強くなった。
 そして、上州にも姫街道があった事も分かり、民間交流も盛んになった。
  
 繊維機械から、2輪・4輪が発達し、林業に結びついて、楽器が生まれたなんて、面白いつながりだ。
 


 




同じカテゴリー(◆姫まつ通信・姫街道物語)の記事
姫街道の蛇穴 
姫街道の蛇穴 (2025-01-01 23:01)

葵西小学姫まつ講座
葵西小学姫まつ講座(2024-09-24 16:40)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
からっか風のいわれ
    コメント(0)