mayonaka fujita　の　まよなかのひとりごと　

　・私の体はおからででいている？　2023.08.15.

　本日の食卓に、おからが出た。
　おからを見ると、小さい頃を思い出す。

　終戦の時は２歳。
　空襲で家は焼かれ、家財も着るものもない。
　両親と、１歳下の弟と共に歩いて、電車で３駅ほどにあった、母の実家に転がり込んだ。
　
　どんな生活をしていたか、聞いてないが、大変だったことは感じる。
　食事は、おからが日常的に出たように思う。
　近所の豆腐店から、捨てるおからをもらってきたようだ。
　この写真のように、ニンジンなどの野菜も入ってなければ、調味料も充分じゃなかったのだと思う。

　昭和２５年（1950）小学校の入ったが、当時は給食はなく、弁当持ちである。
　ある日さすがに驚いた。
　弁当箱の中は、おからだけ。
　この頃は、恥ずかしいとかは思わない。
　みんな貧乏だったのだ。

　終戦記念日になると、いつも思い出す。
　今は、うの花と言って、味も良い。