2023年03月21日

袴田事件とアスリート

 <袴田事件とアスリート> 2023.03.20.

 20日、東京高検は、袴田事件の犯人として、死刑囚とされていた、袴田巌さんの特別抗告を断念した。
 だが。無罪になったわけではない。
 裁判をやり直すということだ。
 ここまで57年が経っているのだ。
 今からやり直し裁判とは・・・
 袴田姉弟の年齢を考えたら、これから、どのくらいかかるのか・・・

 事件の報を聞いた警察は、何も操作しないうちに、「犯人はあいつしかいない」と、考えたという。
 その線に沿って、捜査は進んだ。
 殺害された味噌会社の社長は、柔道二段なので、二段を殺せるのは、ボクサー崩れのあいつしかいないと、考えた。 
 ものすごい先入観だ。

 WCで日本は、素晴らしい成績を残している。
 野球でも、サッカーでも、陸上でも、相撲でも、いずれは力量が落ちる。
 引退したアスリートは、一部の者は指導者として残るが、多くは仕事に困る。
 特に格闘技に関わった選手には、用心棒の誘いがかかる。
 やむを得ず、応じてしまう人もいる。

 そこで、元〇〇、〇〇崩れと言う、名前が独り歩きする。
 警察は、そのレッテルを剥がすことなく、犯人像を作り上げる。
 最近ではサッカーなど、いくつかのスポーツ団体で、引退後の教育を、取り入れているところもあるが、多くは、個人で対応しなければならない。

 捜査した元警官や、元裁判官が、「おかしいと」言っている。
 「すぐに味噌樽の、中を棒でかき回したが、何もなかった」
 「死刑に反対したが、多数決で、やむを得ず、死刑判決の書類を書いた」

 検察のメンツだけで、半世紀以上も、人間を苦しめるのだろうか。




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