それは石合戦で始まった
<それは石合戦で始まった> 2023.01.31.
元亀3年と言えば1572年、三方原合戦である。
昨年12月で、450周年になり、ご存じ家康が負けた戦いである。
それは、石合戦で始まったという。
浜松の北には、赤石山脈はじめ、日本アルプスがそびえているが、昔は大きな平野だった。
そこに天竜川は、縦横無尽に、雨のたびに流れを変えてあばれていた。
三方原台地の川石は、ここが川の底であった名残だ。
至る所に石があり、近代に入り、開拓者は石との戦いであった。
三方原台地は、100万年前から、隆起し始めた。
年間1ミリで計算すると、3,000メートル級の山々は、納得できる。
三方原合戦が、石合戦で始まったのは、いくらでも足元に石があったからである。
だから家康が、石投げ機のようなものを発明していたならば、勝っていたかもしれない。
姫街道の松並木の回りにある畑をよく見ると、畑のヘリに、小石の小山ができている。
角が無く、丸くなっているので、それと分かる。
小石を一つ拾ってみよう。
侍が投げたものかもしれない。
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