静岡県と大井川
2024.05.25.
< 静岡県と大井川とリニア>
静岡県には、北にアルプスなどの山々、南に太平洋がある。山から海に向かって、幾筋もの川が流れている。今問題になっている大井川は、静岡の北側に細く伸びた地形の先端にあり、山梨県、長野県、との境にある間ノ岳(はざまのたけ)が水源になっている。
リニアはこの大井川の地下を通り、アルプスを貫いて計画されている。大井川は、間ノ岳のほかに、山々の水源を取り込み、平野部の農業、工業、飲料水に利用されている。
この山岳一帯は、10万年以上前から、年間数ミリ隆起している。30年で10cmくらいである。工事によって流れ出た水を、どのように川に返すかが問われているが、隆起による問題点は聞かれない。
長いトンネルが、地面の隆起によって,だんだん歪められて行くことは、容易に想像できる、トンネルが、そこまでの強度を保っているか、非常に疑問である。
関連記事