演艦 いぐねの庭
<演艦 「いぐねの庭」を観る> 2023.03.20.
浜松演劇鑑賞会第469回例会、東京芸術座「いぐねの庭」を観る。
いぐね(居久根)とは、北関東から東北地方太平洋側の屋敷林の呼称で、屋敷境の意味がある。
山からの北風や、海からの潮風から、人々を守って来た。
仙台郊外の幸田家は、大地震で半壊し、反年経っても、ほとんど手つかずの状態で、生活している。
半壊で済んだのは、いぐねのおかげでもあろうか。
幸田夫婦と幸田の母、息子一家も含め4世代が、同居する。
娘と夫も駆けつける。
犠牲者、行方不明者も出ていて、それを認めるかで、もめる所から話が始まる。
人々の葛藤と、生きる力が混ざった展開。
幽霊迄登場する。
どこでそれに気が付くか、人によって違うのだろう。
3月20日~22日。
アクトシティー大ホール。
手塚政雄・二瓶美江・樋川人美・星野子熊・若井なおみ他
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