2007年02月19日

どうぞ蚊帳の中へ

 今日の浜松好奇心大学は、蚊帳屋さんの話です。

 「どん底から這い上がった蚊帳の菊屋」という、すごいテーマです。

 若くして、磐田の布団やさんを継いだ、現菊屋社長の、三島 治さんが講師です。 インターネットを導入したものの、布団が売れずに悪戦苦闘しているうちに、ふと蚊帳を欲しいという人が。 

 物を売ることから、安眠を売ることに、考えを切り替え、お客の欲しいものを供給する努力を始めます。 

 昭和40年をピークに、かやの需要が減り始めます。 高度成長に合わせ、農薬や殺虫剤・下水道・エアコンなどの普及により、蚊帳は廃れます。 21世紀の始まりに合わせ、日本蚊帳組合は消滅します。 

 ところが、アトピーの子供、エアコンの被害の増大などにより、再び蚊帳が見直される時代が来ることを、いち早く察知し、新しい蚊帳を考えます。

 ベッド用など、用途に合わせたデザインや織り、あるいは材質。 水に強い蚊帳、六面体の蚊帳、三角錐の蚊帳(フランスで人気)、間仕切り仕様の蚊帳などなど。

 いまや、海外でも、蚊帳の効果が見直されるまでになり、商売の幅が広がりました。

 時間が短く感じられた、今日の講義でした。 
 
 磐田のジュビロードに、お店がありますが、隣接して「蚊帳の博物館」があります。 一度覗いて見たいですね。
 



Posted by mayonaka fujita at 22:07│Comments(0)
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